「アルス・マギカ」から、テロン。

 ルシアスの絵もそうだけど、あまりぎっちり塗らずにこれぐらいの緩さの方が好み。

 イメージを絵に落とす作業をしていると、それはそれで発見があって面白い。

 「独立州クロニクル」最重要キャラクターのイメージ作画、後半で出てくるのがもうちょっといるんだけど、とりあえずこれで一区切りにする。

 がしがし描いているうちに、なんとなくスタイルも定まってきた。

 まだ重要キャラクター全部でないけど、かなり揃ってきた。

 しかしイメージに忠実に合わせようとすると、頭身がキャラクターによって8頭身では足りない。

 解剖学的な妥当性と、イメージに合わせるためにそれを無視した絵の伸びやかさ、かっこよさのバランスか。

 うむ、なかなかよい作業ペースだ。

 …と思ったら肩章を描き忘れていた。こういう時にも後から難なく追加できるのはデジタルのありがたさ。

 「独立州クロニクル」のキャラクターを落とし終わったら、「アルス・マギカ」の方に移る。

 「独立州クロニクル」のキャラクターのヴィジュアルを絵に落とす作業。

 デジタル作画では「レイヤーさえ分けておけば何も恐くない」「疑いあらばレイヤーを分けろ」的なことを学びつつある。

 そんなに時間をかけずにClip Studio Paintで描ける、「マンガ風に寄せつつラフな感じ」ということで、こんな感じに。

 ペンや筆を一々調整し、何枚ものレイヤーを移動しながらする作画作業が、とくに意識せずに進められるようになってきた。

 それでも時々、間違って違うレイヤーにペンを入れたり色をぬっちゃったりするが、後から気づいても力技で修正する方法とかもおぼわってきたので、あまり神経を尖らせずに作業できるようになってきた。

 3Dデッサン人形もありがたい。というか、3Dデッサン人形をいじっていると、性格構造論的な意味で、改めて人間の感情と外的な姿勢の対応を考える。「背骨は感情の背骨でもあるんだよな」とか。

 以下は「独立州クロニクル」から。