前の近況を書いたのがすでに10か月前で、また時間の飛び方が半端無いというか、さらに加速している感がある。
とりあえず「アルス・マギカ」のシリーズ1は締めくくりまでもっていくことができたし、「独立州クロニクル」も連載を開始できているので、そのあたりは自分なりによしとしたい。
ただ「アルス・マギカ」の締めくくりが、やや急ぎ気味と感じた人もあると思うし、回収され切っていない伏線があるのに気づいた人もあると思う。
これは書いているうちに、キャラクター(とっくにガブリエル・ジレ)が勝手に動き回ったり変化したりして、もとのプロットに大きな変更が入ったことと、それによって全編をシリーズ1とシリーズ2に分ける必要が出てきたため。
そしてシリーズ1をまとめてからすぐにシリーズ2を練り始めるか、それとも先に「独立州クロニクル」を開始するかについては、ずいぶん考えたけれど、どうしても先に「クロニクル」を書き始める内的な必然性が自分の中にあって、そういうことに。
というわけで、「アルス・マギカ」はしばらく裏で作業を続け、当面の連載は「独立州クロニクル」に集中。「クロニクル」も長いのだけれど(完成しているプロットでは第5部まで)、物語自体は終わりまでできているので、その意味での迷いはない。
ただ現代を背景にしている「アルス・マギカ」と違い、近未来のSFなので、社会や人々の生活がどうなっているのかなどの設定を、あまり説明調にならないように、しかし重要なところが伝わるように(とくにSFを読み慣れていない人にもわかってもらえるように)工夫して書いているので、当初の執筆ペースはちょっとスロー。
もう少し書き進んで基本的な世界観がだいたい描けてきたら、更新ペースを上げられると思う。
本編でセレスティンが呼んでいる「ルーカス君」って何?という人は、おすすめのエピソードをYouTubeで(最近のより古いエピソードのが可愛い)
ミュージカル・スパイダー(このエピソードは間違って「ほっきょくぐま」と同じ字幕がついている)
ほっきょくぐま
アンコール